●プロフィール

 市川 直哉 いちかわ なおや
 
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   昭和34年3月25日生まれ 牡羊座 O型

   時計台メディカルクリニック 院長 外科認定医・
   医学博士(東京大学)

   鈴木病院 外科・内科・整形外科医

   NGOシェア=国際保健協力市民の会
   ボランティア医師
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本業:
時計台メディカルクリニック 院長


    筑波大学(医学)卒業後、東京大学医学部付属病院で医師として勤務を始める。

    2年間、一般外科、小児外科、胸部外科、麻酔科で勤務。その後東京都立墨東病院にて外科、救命救急

    センター勤務。そのまた2年後、東京大学医科学研究所付属病院にて外科、人工臓器移植科において常に

    医療現場で患者と一緒に病気と闘ってきた。

    その後2年間、家族と一緒に米国ビッツバーグ大学外科への留学を決意する。

    留学先では現地の人々の大らかさや親切さ、雄大な自然に触れ、多くのことを体験、学習し、そのまま米国に

    残ろうかどうかと大変悩んだそうだ。

    帰国後は再度、東京大学医科学研究所付属病院外科へ戻り、留学先で培った技術を日本の医療現場で

    発揮することとなった。

    そして気がつけば43歳。臨床ではなく、朝から晩まで研究と会議の日々になっていた。

    「病棟に行っていない・・・・。」悶々とした日々をやり過ごし、見えた答えは「研究は自分には向いていない。」

    16年間の病院勤務と米国留学を経て見出した次なる答えは「地域医療」。それば、生まれ育った地元

    吉祥寺で開業したいと具体的に行動に移し始め、2004年春、吉祥寺駅から西に徒歩10分、井の頭通りに

    面したこの地に時計台メディカルクリニックを開院した。

    新聞、テレビ、ラジオ、雑誌、インターネット・・・・さまざまな角度から、「健康」に関する情報が氾濫する昨今。

    「じゃあ、あなたはどの病院にかかりますか?」最終的には、生きていく上で「健康」を守り、維持し、病気を

    治してくれる専門家は自分自身で選択するもの。ましてここ最近は「医療」に対する不信感や悪い印象が後を

    絶たず、選びようがない。外から、内から日本の医療の現場を経験してきた市川先生は「うちに来てください。

    今、医療に対する悪い印象はあるとかもしれませんが、本当は違うのです。きちんとした医療を提供している

    のを実感していただきたい。」地域医療の果たす役割や使命を力強く語ってくださった。

    そして、今後は具体的に活動を開始される予定だ。「機械が驚くほど進歩しています。診察だけではなく、

    子供たちに啓蒙活動もしてゆきたいですね。」普段はみることのできない自分の体の内部を、超音波(エコー)

    を使って見ることで、まさに今、自分の体の中で何が起こっているのか、“生きている”という事実を確認するが

    できる。少しでも生命の大切さを理解してもらえたらなぁ。と・・・まずは毎月日曜日に1回、おしっこがたまるとこ

    ろを見てみよう!とか、息をしないとなぜ苦しいの?などテーマを決めてやってみようかな〜と思っています。」

    


がんばる業1:鈴木病院 外科・内科・整形外科医

         時計台メディカルクリニックが休診の毎週木曜日には、下町“木場”にある病院で診察している。

         「留学中ちょっと抜けた時期もありましたが、10年間通っています。」

がんばる業2:NGO シェア=国際保健協力市民の会 ボランティア医師

         自発的な助け合いによる健康づくりを目指すこの団体で、日本の病院にかかれない在日外国人への

         無料検診を行うボランティア医師としても活動なさっている。

         病は人を選ばず襲い掛かり、1秒たりとも待ってはくれない。医療の狭間にいる人達が日本に居る以上、

         誰かが現場で「医師」として活動してゆかねばならない。

         さまざまな国から日本に来た人々との交流は心温まるものだそうで、団体が開催する各国のお祭りなどの

         イベントはなかなか楽しいものだとにこやかにお話してくださった。


趣味:「今は仕事が忙しくてねぇ。電気製品の修理が得意なんだけど、あ・・・これは趣味じゃないか!」などとおちゃめに

    笑う市川先生。テニス、スキューバーダイビングなどアウトドアスポーツもお得意だそうだ。それにしても、今は趣味

    に没頭する時間がとれないこと、お察しいたします!


夢:年に2回、スキューバーダイビングに行きたい!夏は北半球で、冬は南半球。それに留学中にも家族で体験した

   “貧乏アメリカドライブ旅行”を再度やってみたいね〜。子どもはタダという素泊まりでめちゃくちゃ安いホテルに

   お米と炊飯器持ち込みで宿泊し、1日300キロぐらいを車で走りながら観光客が滅多に訪れないようなところ

   を何日もかけて見てまわった、そんな五感をフルに使う旅を、またしたいね〜。


お言葉:世の中に出ると、人は七人の敵がいるといわれる。じゃあ7人以上の味方をつくればいいじゃないか!常々そう

      考えていらした先生は、時計台メディカルクリニック開院の際、この言葉をとても実感したそうだ。

      「本当に、たくさんの方々にご協力頂き、応援して頂きました!心強いです!」



編集後記

地域医療に精力を注ぐだけでは到底まかないきれない現代人の病気の種類は多種多様であり、

         人が人を看ることの困難さ、大切さは計り知れないものがあるものです。

地域医療とは本当に幅広い意味を持つものだと、先生を取材させていただき改めてその言葉の意味を理解することができました。

吉祥寺だけでなく、日本人だけでなく、人が健康で楽しい人生を1日でも永く営めるよう、

先生が持っている知識や技術を心から提供しているそのお姿は、実際にお逢いして会話して、初めて拝見できました。

真価を問われる時代だからこそ、健康でありたいと願うわたしたちに課せられた「眼力」はますます研ぎ澄ませて

いかなくてはなりません。どこで選ぶか?何を大事にするか?それはその人自身の生き様であり、

結果につながることでもあります。

何もかもを一人で抱えることなどできない部分を、あなたはどなたに預けますか?

改めてそう問われた有意義な取材でした。


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文責:jojitown hiromi 取材日:2004.4.9