●プロフィール                        

   杵屋 徳衛 きねや とくえ

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   昭和20年6月14日生まれ 双子座 A型

   長唄 杵徳派家元

   日本伝統文化・邦楽普及活動

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本業:長唄 杵徳派家元

    吉祥寺出身。初舞台は4歳。自分では何を披露したか覚えていない。祖父の後を継ぎ三代目家元となる。

    ”邦楽を如何にして広く大勢の人に携わってもらうか”この情熱から、考案された三味線の楽譜。

    まさしくオリジナル。邦楽には楽譜というものは存在しなかった。耳から拾った音を自らの感性で受け止め

    楽器に思いを託す。この手法で、伝授されてきたもの。戦後の日本で、西洋文化がもてはやされ、センスの

    良さは西洋だと広められてきた習慣の中で、慣習を打破し、日本の伝統文化を継承・伝授していく使命を

    背負った、杵屋 徳衛の”手段”であった三味線楽譜の開発は大きな影響をもたらす事になった。

    その後も、情熱はとどまることなく、TV番組の主題歌として、日本全国どこに行っても殆ど通じる

    諸国漫遊記の「か〜ぜまかせぇ〜♪かぁ〜ぜぇまかせぇ〜い♪」は彼のひとり4役の唄であり

    大衆音楽とも言えるHIT曲として、老若男女に口ずさまれている。

    

がんばる業その1:日本伝統文化・邦楽普及活動

    少し前までは長唄協会、武蔵野邦楽連盟、武蔵野文化事業団などの活動に参加してましたね〜。

    新しいものへの取り組みや、文化継承活動。古典の世界はかけもちはできないっていうか、三味弾きながら

    長唄唄うなんて発想がなかった。以前本場のジャズマンとその場のノリでセッションした経験が

    あるんですけどね。彼は日本で有名だというジャズマンのステージを見て来たと言って、なにやら

    怒ってるんですよ。わかりますか?あれが日本で評価を受けてしまっているという事に、憤りを感じて

    いましたね〜。

    魂が宿ってる音楽じゃないとダメなんですよ。その魂とは、風土、民族、生活習慣など様々なことが

    起因するんですよ。ブルースなら、ブルースなりの背景があって、経験をして、身から湧き出る唄い方

    なんですよ。ラテンにはラテンの、シャンソンにはシャンソンのちゃんとしたバックグラウンドがないと

    魂込められないですよ。2・3年の技術ではカバーできないものがちゃ〜んとあるんです。

    メッキははがれます。日本には日本の魂を継承していかなくちゃ。それは、四季の移り変わりだったり

    気質だったり。いいものは残していく。誰がなんと言おうと残していかなくちゃいけない。

活動がさかんな頃のパンフレット。昭和54年やら、63年の日付。

 

趣味:子供のころから絵が好きで、習字は都知事賞の金賞・銀賞を獲得。電気屋見ると、

    つい入っちゃうほど、エレクトロニクス好きなんだ。

    あっ!あと、写真、みてくださいよ。

           HPで、美術館も開いてるんです。どーぞ!見てみて下さい

徳衛さんのお顔もたくさん拝見できますよ!

 

夢・・・:長唄会の中を統一しなくちゃね〜。日本全国どこに行っても、長唄続けられるような体制をとりたいね。

     流派が違うと、ま〜た最初から初伝・中伝・上伝でしょ?どこの流派で習ったって、初伝まで持ってたら

     次は中からやらせりゃいいじゃない。了見狭いよね〜。そりゃ、流派の仁義ってものがあるんだけどさー。

     なかなか日本の伝統文化って広まらないでしょ?金ばっか、かかっちゃってさ〜。そういう所、大きくして

     いきたいね〜。

 

お言葉:広く浅くなんて遊びしちゃ〜ダメだね。それはやめた方がいいよ。うわっつらは、あくまでもうわっつら。

     遊びだって、まぁ、物事なんでもそうなんだけど、深く追求してみなきゃ。っていうか、深く考えなきゃ。

     「わびさび」が解るようにならないとねー。

     徳衛さんのページにたくさんお言葉が載ってます。「言わせとくえ〜」です。面白いですよ。


編集後記

私と同じ吉祥寺出身です。

今の東急デパートができる前の「名店会館」のお話や、商店街のお話などで、盛り上がり、

午後2時から、6時まで話し込んでしまいました。

とにかく色々と行動していらっしゃいます。敵に「やいば」を向けたこともしばしばだったそうです。

それはそうです。人間、何か物事を動かす時にお互い無傷でなんかいられません。

今は、「かたな」をサヤにおさめる事もできるようになった・・・。とか。

何かを動かせる人は選ばれた人だけです。誰にでも与えられるものでは無いと思います。

ただただ物事を批判して、行動を起こせない人が多い昨今。

結果がどうであれ、無駄な行動は無いんだと、徳衛さんは教えてくださいました。

それができる年齢も、また限られています。

少し見習わなくちゃ!って、広く、たくさん学習することができました。


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文責:jojitown hiromi 取材日:2001.3, 16